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blog/2005-02-07 のバックアップ(No.2) |
チラシ増刷 †
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| 種別 | バック数 | 枚数 | 備考 |
| 中越版チラシ | 300枚パック×3 | 900枚 | すべて手製裁断済み |
| 上越版チラシ | 300枚パック×3 | 900枚 | うち2バックはお手軽作成の「枠付き」 |
なお、中越版については熊さんの手元にあと220枚ほどある。川口町の大淵教育長さんは、われわれの公演日に別の見学イベントが組まれている田麦山小については「チラシは不要」とおっしゃっていたが、これだけの数を用意したわけだから、配るだけは配ってみるというのもいいかもしれない。
川口町の大淵教育長さんに、「チラシを配るのなら、保護者向けの文書も作って、一緒に配るのがいい」とアドバイスを頂いたので、早速作成。→
保護者向け文書.doc
文面は次のとおり。
新潟県中越地震から3ヶ月が経過しました。しかし、いまだに被害の爪跡は各方面にその影響を残している上、19年ぶりとも言われる豪雪の追い打ち。被災地域の方々のご心労は察するに余りあるものがあります。心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早いご復興をお祈りしたいと存じます。
私ども「演劇工房じゅ★えん」は、上越教育大学や新潟県立看護大学の学生を中心にした臨時演劇集団です。新潟県中越地震の被災地域に住む子どもたちに、ぜひ自分たちの演劇を通して元気の素を届けたい、子どもたちの心のサポートにひと役買いたいという思いから、昨年末に活動を開始しました。今回、最大震度を記録した川口町と、全村避難となった山古志村の方々が暮らす長岡市の応急仮設住宅地近隣で公演を行うことになりました。
私たちが上演するのは、『ケンジ先生』というとても面白い作品です。この劇の舞台は今から100年後。学校はすでになくなっていて、子どもたちの勉強はすべてパソコン任せになっています。宮沢賢治をモデルにして作られた「教師型アンドロイド」の「ケンジ先生」は、すでに時代遅れの骨とう品。ところが、「本当に大切なことは何か」ということを、子どもたちや大人たちに教えてくれたのは、実はその時代遅れの「ケンジ先生」でした。この作品は、歌あり、笑いあり、アクションありの、愛と勇気と冒険の物語です。
ぜひ、お子さまにお勧めください。きっと、子どもたちは、目を輝かせてこの作品に見入ってくれることと思います。そして、出来ましたらおうちの方々もお子さまとご一緒にご覧ください。私たちは未熟な演技しかできないかもしれませんが、観客のお一人お一人に愛と勇気と、そして希望の心を届けたいと祈りつつ、一生懸命、練習を重ねています。
会計の寺嶋さんに、それぞれの係分担から出された予算をまとめてもらったので、ざっと収支見通しを立ててみた。→
収支見通し.xls
演劇工房じゅ★えん 収支見通し (2005年2月7日現在)
| 【支出の部】 | ||
| 通信費 | 礼状・チラシ送付等 | 10,000 |
| 製作費 | 大道具・小道具 | 30,000 |
| 衣装・メイク | 10,000 | |
| 音響・照明 | 10,000 | |
| チラシ・ポスター | 20,000 | |
| パンフレット | 20,000 | |
| 運搬費 | トラックレンタル | 25,000 |
| 燃料費・高速料金 | 15,000 | |
| 運搬用資材 | 5,000 | |
| 交通費 | 下見・打合せ | 15,000 |
| 長岡公演移動バス(朝) | 15,000 | |
| 長岡公演移動バス(帰り) | 55,000 | |
| 会場費 | 上越文化会館(公演) | 17,160 |
| 雁木通りプラザ(ワークショップ・練習) | 12,300 | |
| 雑費 | 事務用品等 | 5,540 |
| (支出合計) | 265,000 | |
| 【収入の部】 | ||
| 会費 | 月500円×28名×3ヶ月 | 42,000 |
| 協賛金 | ジャストシステム(株) | 50,000 |
| 助成金 | 中越地震ボランティア活動基金 | 100,000 |
| (収入合計) | 192,000 | |
| 【差し引き】 | ||
| (収入−支出) | -73,000 | |
棚田サミット企画でも知られる、山形のミュージカル劇団「ふるさときゃらばん」の花岡さんからお電話があった。ぼくたちが山古志村の子どもたちを主たるお客さんとして公演を行う3月6日(日)、「ふるきゃら」さんも山古志の子どもたちを招くイベントを長岡市民劇場で開かれるのだそうだ。山古志村の、教育委員会とは別セクションがイベント招聘の担当であったらしく、花岡さんが教育委員会にご挨拶に行かれて初めて日程が「ガッチャンコ」していることが判明した由。それでご丁寧にお詫びのお電話を頂いた。
「ふるきゃら」のイベントでは、山古志・小千谷・長岡の子どもたちが舞台にあがってミュージカルを一緒に演じるのだという。うむ、なかなかいい企画だ。そもそも、「ふるきゃら」のみなさんもわれわれも同じこころざしを掲げてイベントを行うのであるから、むしろ競合するぐらいの方がこちらも熱が入るというもの。イベントの規模や内容も違うし、山古志の子どもたちに限って言えば、地の利は断然こちらにある(と、やや強気になる)。でも、「ふるきゃら」イベントにはきっと村のバスが出るんだろうナー(と、すぐに少し弱気にもなる)。
たいせつなのは、集客数ではけっしてない。そもそもあまりたくさんお客さんに来られると、それはそれでちょっと困ったりするにちがいない。そういう意味では、これもまた、ぼくたちにとって「プラス」に働く偶然なのではあるまいか。地震直後から災害ボランティアや生活支援ボランティアを続けておられる「ふるきゃら」のみなさんに敬意を表しつつ、ここはひとつエールを送りたい。フレー、フレー、「ふるきゃら」〜ッ!
活動資金不足を補うために、大口でなくてもいいので、企業・団体さんにぜひとも協賛をお願いしたい。そう考えて、説明用の文書をこしらえた。→
協賛依頼資料汎用版.doc
この臨時劇団の活動そのものが、若いメンバーの多くにとって「新しい社会参加のかたち」であることに間違いはないと思うが、さらに一歩踏み込んで、自分たちの活動をより広く知ってもらい、さらに、賛同・協賛の輪を自らのチカラで広げていく経験もしてもらいたい。そのためには、実社会に対する「斬り込み能力」も大切だと思う。斬り込まなければ説明を聞いてもらうこともできない。斬り返されて痛手を負うことがあっても、それは次のステップへの手がかりや足がかりを与えてくれる善き経験となるはずだ。