よきライバル登場―こころざしは同じ Edit

 棚田サミット企画でも知られる、山形のミュージカル劇団「ふるさときゃらばん」の花岡さんからお電話があった。ぼくたちが山古志村の子どもたちを主たるお客さんとして公演を行う3月6日(日)、「ふるきゃら」さんも山古志の子どもたちを招くイベントを長岡市民劇場で開かれるのだそうだ。山古志村の、教育委員会とは別セクションがイベント招聘の担当であったらしく、花岡さんが教育委員会にご挨拶に行かれて初めて日程が「ガッチャンコ」していることが判明した由。それでご丁寧にお詫びのお電話を頂いた。

 「ふるきゃら」のイベントでは、山古志・小千谷・長岡の子どもたちが舞台にあがってミュージカルを一緒に演じるのだという。うむ、なかなかいい企画だ。そもそも、「ふるきゃら」のみなさんもわれわれも同じこころざしを掲げてイベントを行うのであるから、むしろ競合するぐらいの方がこちらも熱が入るというもの。イベントの規模や内容も違うし、山古志の子どもたちに限って言えば、地の利は断然こちらにある(と、やや強気になる)。でも、「ふるきゃら」イベントにはきっと村のバスが出るんだろうナー(と、すぐに少し弱気にもなる)

 たいせつなのは、集客数ではけっしてない。そもそもあまりたくさんお客さんに来られると、それはそれでちょっと困ったりするにちがいない。そういう意味では、これもまた、ぼくたちにとって「プラス」に働く偶然なのではあるまいか。地震直後から災害ボランティアや生活支援ボランティアを続けておられる「ふるきゃら」のみなさんに敬意を表しつつ、ここはひとつエールを送りたい。フレー、フレー、「ふるきゃら」〜ッ!


記事カテゴリー: [通信記録]


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